ムダ毛の自己処理は、とても煩わしいですよね。簡単で綺麗に処理できて、ツルツルの状態を長くキープ出来る脱毛グッズを探している方も多いと思います。
ムダ毛の自己処理のケア用品は、いろいろな物が販売されています。
代表的なものは、カミソリや脱毛クリーム、ワックス、家庭用脱毛器ですが、最近は、脱毛スプレーというのもあります。
例えば、deleMO(デリーモ)やNarks K(ナークスケー)などの商品です。
ドラッグストアなどではあまり売られていないので、どのような商品なのか興味を持っている方も多いと思います。
新しいものを試してみたいという気持ちは分かりますが、合う合わないがありますので、脱毛スプレーの特性をよく理解してから購入を検討したほうが良いです。
ここでは脱毛スプレーの特徴や効果を他の脱毛方法との比較を交えながらお伝えしたいと思います。
脱毛スプレーは脱毛クリームと同じ方式の除毛剤
脱毛スプレーは、脱毛クリーム(除毛クリーム)のスプレータイプだと考えてよいでしょう。
脱毛クリームは、除毛したい箇所にクリームを塗って、指定の時間が経ったら洗い流すというものですが、脱毛スプレーも同じように、ムダ毛を処理したい箇所にスプレーし、指定の時間が経ったら洗い流すというものです。
脱毛クリームや脱毛スプレーは、”脱毛”というネーミングですが、脱毛というよりムダ毛を除毛するケア用品です。
スプレー式なので、クリームと比べると塗りムラが少ない、簡単に塗れるという良い面もありますが、肌以外の場所にも薬剤が飛び散るので、不便さもあります。
また、無駄に飛び散るので消費するのが早く、量が少ないと感じる方もいるようです。
脱毛スプレーの特徴と5つの注意点
脱毛スプレーのメリットとデメリットを解説するために、脱毛スプレーの主な特徴を5つ列挙してみました。
- 薬剤による肌への負担が大きい
- 除毛なので繰り返しの使用が必要
- 作業は簡単だが効果の個人差が激しい
- 継続して使用するにはコスパが悪い
- 顔や陰部には使用できない
それぞれ詳しく解説していきます。
脱毛スプレーは肌への負担が大きい
脱毛スプレーは、チオグリコール酸カルシウムというアルカリ性の薬剤により、ムダ毛のタンパク質を溶かして処理していくものです。
皮膚もタンパク質からできていることを考えると、薬剤が肌に負担をかけるということは想像できますよね。
また、仕上がりを綺麗にするため、薬剤がムダ毛の根元まで浸透するような商品が多いです。ということは、肌への刺激が強い薬剤が毛穴に浸透していくわけです。
いくら肌に優しい成分を配合しているとはいえ、使用後に肌荒れなどの肌トラブルを起こすことも考えられます。
こうしたことから、脱毛スプレーは、パッチテストを行ってから使用することになっています。
私自身、肌に優しい成分配合のチオグリコール酸カルシウムが入ったケア用品で、肌がヒリヒリして赤くなったというような経験から、肌に優しいと書いてある除毛剤については疑問に思っています。
脱毛スプレーで永久脱毛はできない!繰り返しの使用が必要です
ネット上では、脱毛スプレーで永久脱毛できるというような噂もありますが、脱毛スプレーで永久脱毛はできません。
永久脱毛できたと言う人がいたら、それは嘘でしょう。広告に永久脱毛などと書いてあったとしても、信じてはいけません。
そもそも永久脱毛は、医療行為となるので、資格を持った認められた人しかできないものです。
それに、脱毛スプレーは、脱毛ではなく除毛剤です。
永久脱毛を望んでいるなら、医療脱毛クリニックに相談に行った方が近道です。
作業は簡単だが効果の個人差が激しい
こうした薬剤を商品の口コミや評価を見ればわかると思いますが、綺麗に除毛できた人という人もいれば、まったく効果がなかったという人もいて、効果の個人差が激しいです。
私の場合、チオグリコール酸カルシウム配合のケア用品を試したところ、中途半端な除毛となりました。半分以上のムダ毛が残り、みっともない仕上がりになって、結局、カミソリで残りの毛を処理しました。
塗ってから放置する時間を説明書に書かれているよりも長い時間かけるという手段に出る方もいますが、肌に負担をかけるのでおすすめしません。
こうした、薬剤でムダ毛を溶かして処理するというタイプのものは、効果に個人差が大きいので、無駄になってしまうことも覚悟で購入したほうが良いです。
肌荒れもしない、ムダ毛もごっそりとれたという方にとっては、簡単で便利な商品かもしれませんが、刺激の強い薬剤を肌に塗布し続けることを考えると、他の方法の方が良いでしょう。
継続して使用するにはコスパが悪い
脱毛スプレーは、3,000~5,000円くらいします。脱毛クリームと比較すると、似たような方法なのに割高ですよね。
手や足に使用すると、結構な量を消費しますし、繰り返し購入するなら、脱毛エステに通えます。
脱毛エステは自己処理よりも金額が高くなるイメージですが、各社が行っているキャンペーンを活用すると、意外と安く通えるものです。
また、繰り返しお手入れに通うことで、自己処理負担が軽減されていきます。例えば、人気店のミュゼは、個人差はありますが、4~6回で自己処理が楽になり、8~12回でムダ毛の心配がいらないほどになっていきます。
その点を考慮すると、脱毛スプレーよりお得感がありますよね。除毛ではなく脱毛なので、仕上がりも綺麗です。
脱毛スプレーは顔や陰部には使用できない
脱毛スプレーは、肌への刺激が強いので、使用できる箇所が限られています。VIOラインや顔などのデリケートゾーンには使用できません。
脱毛スプレーのdeleMO(デリーモ)という商品は、陰部や顔に使用できると思っている人もいるみたいですが、顔や陰部などのデリケート部分には、使用できません。
脱毛スプレーでケアしようと持っている人は、どの部位に使用できるか書いてあるので説明書をよく読みましょう。
結局脱毛スプレーって使えるの?【結論】
このように、脱毛スプレーはあくまでも今生えている毛の除毛効果しかなく、数日後にはすぐ新しい毛が生えてくるという代物です。
効果としては剃毛と同じですね。
脱毛スプレーを使うのであれば、その効果を理解した上で納得の上で使用しましょう。
繰り返しになりますが、「脱毛」と「除毛・剃毛」は違います。
お手入れの度に、徐々に毛が少なくなり、自己処理が不要になっていくのが、「脱毛」で、それをサービスとして行うことが出来るのは、「脱毛サロン」か「脱毛クリニック」のいずれかになります。
脱毛は一定期間続ける必要があるため、脱毛レーザー(痛みが強い)を使用する「脱毛クリニック」よりも、痛みをほぼ感じない光脱毛を使用する「脱毛サロン」に通う方が私の経験上おすすめです。
痛みが強いと、リピートする気が失せますからね。